グランドピアノのメンテナンス

我が家には大昔に銀座山野楽器で購入した

グランドピアノがあります。



只今経年劣化でいろいろなところが傷み「オーバーホール」

または「買い替え」の時期にきています。




予算や修理期間の問題もあったので、この度、ピアノ調律師

さんに無理を言って「1日で最大限のメンテナンス」をお願いし

ました。





まずは、ピアノのハンマー削り。

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だいぶ削ることになりました(・・;)




今回のようなメンテナンスは、コンサートホールなどでは

通常 2日間 かけておこないます。



その作業をベテラン調律師Iさんは(レクチャーもまじえ)

1日 でこなされます!!!



まぁ、我が家のグランドピアノはコンサートピアノでは

ないのでね。。。(笑)





また写真には写っていませんが、調律師Iさんは


「ファツィオリ エプロン」 


(黒バージョン)着用で作業をなさっていました。



お蔭様で「我が家のピアノ、ファツィオリ?!」


と、良い夢を見させて頂きました(笑)




ピアノには「グランドピアノ」と「アップライトピアノ

がありますが、単なる「形の違い」ではありません。


そして各ピアノメーカーによって

「構造・設計」が異なります。



このことは「住宅」や「車」で置き換えると


「鉄骨住宅 or 木造住宅」




「スポーツカー or 軽自動車」

フェラーリ or スズキ」



のような感じになります。


最近ではメンテナンスフリーの「電子ピアノ」が主流になりつ

つありますが、残念ながら「電子ピアノ」は、例えるとする

ならば「物置小屋」や「三輪車」でしょうか。。。




どれを、何を、選択すべきか。。。


まるで哲学ですな。。。




そういえば今回のピアノメンテナンスで、衝撃?の事実が

判明致しました。


我が家のグランドピアノ(ヤマハ製)の鍵盤なのですが、

初期のタイプの「ニューアイボリー(人工象牙)」でしたの

で、平成11年頃に鍵盤交換を、メーカー対応して頂きました。




ちなみにこの「ニューアイボリー(初期タイプ)」はクレーム

が多く、ヤマハの歴史に残る大事件でした。(その後改良さ

れ、現在は名称も変わっています)



交換時、ヤマハの電話担当者に「何故こんなに素晴らしい人工

象牙鍵盤を替えるのですか?他に替えるなんて、安っぽい

 プラスチック製 になりますよ?!」と言われたの

で、てっきり(安っぽい)プラスチック製の白鍵盤に交換した

のかと思っていました。


ところが調律師Iさんに確認したところ 。。。



「これ、ニューアイボリー ですね。  
  

   プラスチック ではありませんよ」





えっっ~?!


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